落ちた

どうやら若手俳優とバンドマンが好きらしいです

舞台「おおきく振りかぶって」

観てきました。しばらく俳優ファンとして現場に入る日々でしたが、久しぶりに原作ファンとして舞台を観ました。ヒエ~~

キャラメルボックスさんはそれなりに歴史のある劇団(演劇集団と名乗っていらっしゃいますが便宜上劇団と表記しました)で、原作者の樋口アサさんもご存じだったそう。よく見たらここも同門でびっくり。本当に演劇に熱心な大学だったんだな~。

今回一部キャストを除いてキャラメルボックスさんに所属している役者さんも多くいらっしゃいました。どういう体なのかはわからないですが、主催なんですかね。メインキャラは客演が多かったな。2.5次元という印象は薄くて、特段メイクも濃くないし、俳優さんの地の顔立ちをキャラに合わせてうまく引き立てていたなって思います。どっちかというと漫画が原作の普通の舞台って感じでした。普通って言うのもおかしいけど。

 

阿部隆也くんのお姉ちゃんとして生きてきて早ウン年、最初はちょっと不安でした。

野球をどう表すのか、細かいルールはどう説明するのか、というか準太いるけど桐青戦まで*1やるの?とちょっとびっくりでした。やるとしたら三星までかなって思っていたので…

 

2時間と10分。その間に終わらせるには濃すぎる内容だったし、一部はしょられているところもありました。

野球のルールを知らないと追いつけない部分もあったと思うし、浜ちゃんとかいなかったし、三橋、阿部くん、花井くん、田島、モモカン以外はちょっと活躍が薄いなあと感じたところもありました。かなりテンポも速くて、おうおうとなってしまったところもあった。

それでも話の中核はしっかりと拾っていて、おそらくメインキャラのファンだったらそこそこ満足できる内容だったと思います。なんというか三橋と阿部くんに焦点を当てた舞台になっていたかなあ。

 

おお振り、わたしはどの登場人物もみんな大好きで、それぞれがそれぞれの思いだとか葛藤だとか、それを一つ一つみんなで共有しながら反発しながら一緒に強くなっていくのがすごく好きなんですね。こういうのは好き嫌いはあると思うけど、少なくとも誰一人として欠けちゃいけないのが西浦ーぜなんです。千代ちゃんも含めて。だから正直他の子たちのインパクトが薄くてちょっと悲しい気持ちにもなったけど、2時間ちょっとに収めるにはしかたなかったのかなーとも思う。

 

個人的には三星との戦いを終えて三橋が西浦との野球人生をもう始めているんだっていうので終わらせてもよかったかなって思う。阿部くんもいいシーンあるし。

それでも別に嫌だったなって思ったわけじゃないんです。なんというか各ハイライトを集めました!ってかんじ。だからちゃんと話もなめらかだったし、泣かせるシーンはちゃんと泣かせてきたし、ウワッ!って思うシーンはちゃんとウワッ!って思わせてきた。ハイペースながら緩急のつけ方が上手だったなあと思います。他のキャラ推しだったら別かもしれないけど、会場の外で話している原作ファンっぽい人がみんな「原作ファンがやってほしいシーンはしっかりやってたよね」って話してて「おお、だよねえ」って思いました。

 

でもなによりも猪野広樹くんにありがとうが言いたい。すごく阿部くんだった。ゲッツーのポーズも、ホームベースでの構えも、怒鳴り方も、むすっとした顔立ちも、わたしが大好きな阿部くんだった。ちょっと顔はきれいだけど。なんなら話し方も相当ゆうきゃん*2意識してるんじゃないかなって思った。あっ別に俳優さんと同一化してないからファンの人は安心してね!わたしが好きなのは阿部くんで、猪野くんじゃないので。とにかくキャラにたいして愛があるかはわからないけれど、真摯に向き合ってくれたんだなあって感じられる芝居だったのがとってもうれしかったです。ありがとう。いいのくんだと思ってたけどいのくんなんだね…

自分の大好きなキャラが板の上で「生きてる」って、初めて思ったんです。うれしかったなあ。ビジュアルは無理やり寄せなくてもいいんだなって思いました。

 

それから大好きなバンドbase ball bearの大好きな曲「ドラマチック」をとっても魅力的なタイミングで使ってくれてうれしかった。ウィキペディア見てみたら、過去にもJ-POPを劇中歌に起用しているみたいで、これが初めてじゃないんですね。ベボベおお振りから入ったのもあってドラマチックがとても大事な曲なんです。最近ずいぶんと「大人の青春」な曲が増えてきたなあという印象があって、それはそれでめちゃくちゃ好きなんですが、あのときのまぶしくてさわやかな「高校生の青春」の曲を思い出させてくれるいい時間だった。踊るとは思わなかったけど。秋丸がめちゃくちゃキレキレだったのひとりで笑ってた。

 

 あと1公演入るのですが、わたしすごく楽しみにしてます。っていうことは結構自分では気に入ったのかなって思う。個人の感想、以上。最新刊までもう少しだね!楽しみ。

 

 

おわり

*1:アニメで言うと24話分です

*2:阿部くんの中の人